私は、民主党ヨコハマ会横浜市会議員団を代表して、災害時の自衛隊との協力体制、自殺防止への取り組み、中学校、高等学校教員に対する英語研修、パートナー都市提携について中田市長並びに押尾教育長に質問いたします。
初めに、災害時の自衛隊との協力体制について伺います。
ことし7月に発生した新潟県中越沖地震では、自衛隊の活動により、航空機や艦船による輸送や救出救助などのほか、給水活動や食事の提供、入浴支援など、被災された方々への直接的な生活支援も行われました。このような大規模災害が発生した際には被災地にいち早く進出し国民の命と安全を守る自衛隊には、本市としても期待するところが大きいと考えます。
そこでまず、大規模災害が発生した際、横浜市としてどのような活動を自衛隊に期待しているのか、伺います。
実際の大規模災害において、自衛隊からの支援を円滑に、また確実に受けるためには、ふだんからの連携を通じ、本市としては自衛隊の指揮系統や装備、活動体制などを理解しておくとともに、自衛隊には、市のみならず各区単位での対応計画や本部運営要領などを承知してもらうことが重要となり、それらは訓練を通じて培われていくものと考えます。そこで、横浜市と自衛隊は合同してどのような訓練を実施しているのか、伺います。
合同訓練を実施することで、その習熟度を高めるほか、洗い出された課題を教訓とすることにより、その効果が高まるものと考えます。実災害で活きる質の高い実践的な訓練を行うことは、協力体制の強化につながるものです。そこで、訓練を通じてどのような教訓が得られ、今後の訓練にどのように反映していくのか、伺います。
また、自衛隊の存在があたかも戦争に直結するともとられかねないような日ごろの報道が一部のメディアにはあるとも伺っておりますが、地域住民の立場からすると、災害時に派遣される自衛隊と接する機会が少ないことは事実であり、自衛隊の災害時の活動に理解を深めることも必要と考えます。そこで、地域住民が自衛隊を身近に感じられるような訓練のあり方をどのように考えているのか、伺います。
また、武力攻撃や大規模テロの際における自衛隊の活動にも自治体としては連携していく必要があります。本市は昨年11月に横浜市国民保護計画を策定し、ことしの3月には自衛隊も参加した図上訓練を実施していますが、実動を伴った訓練を実施することで計画の検証を行うべきだと考えます。そこで、国民保護計画に基づく、自衛隊が現場で活動する訓練の必要性について伺います。
実際に災害などが発生した場合は、ふだんからの訓練を通じた連携が物を言うことは間違いありません。今後も、地域住民の安全、安心が一層向上するよう、さまざまな訓練を通じて自衛隊との連携を強化していくよう要望いたします。
次に、自殺防止への取り組みについて伺います。
全国的に自殺者が増加する中、自殺防止対策については、昨年国で制定された自殺対策基本法に基づき、今年度から本市が新規事業として開始した自殺対策事業は、国の補助金の対象である全国20都市のモデル事業として、政令指定都市としては唯一選ばれたと伺いました。
そこでまず、19年度の自殺予防対策としてどのように取り組んでいるのか、伺います。
自殺については、うつ病との関連性もあり、ストレスが多い現代社会においてはうつ病等の患者数が増加していると伺っております。そこで、自殺とうつ病はどのような関連があるのか、伺います。
うつ病にかかると仕事を継続することも困難となり、長期に療養する方もふえるのではないかと思います。本市の職員においても、うつ病等により長期休養する方がふえているとも伺っております。そこで、本市職員のうつ病による長期休養者の推移と、うつ病を初めとしたメンタル疾患への対策としてどのような取り組みを行っているのか、伺います。
次に、自殺者の遺族に対する支援は、自殺対策基本法においても重要な柱の一つとされています。本市では、遺族に対するホットラインの設置や遺族の集いを開催しているとのことです。また、横浜市立大学では、独自に自殺未遂者に対する支援に取り組んでいるとのことであり、本市では市大とも連携して自殺対策に取り組んでいると伺いました。そこで、遺族に対するホットライン及び遺族の集いの利用状況及びその効果はどうか、また、横浜市立大学との連携はどのように行っているのか、伺います。
本市は、自殺死亡率については政令指定都市の中では最低であるものの、自殺者数では大阪に次いで2番目に高い状況であり、自殺予防に向けて積極的に取り組むことが必要です。
また、平塚市では全国で初めて自殺防止条例を制定し、医療の専門家だけでなく、地域住民も巻き込んでともに支え合う仕組みづくりを目指すとのことです。そこで、自殺防止条例の制定を含め、本市として自殺予防に向けて今後どのように取り組んでいくのか、伺います。
国の自殺対策大綱によれば、自殺は追い込まれた末の死であり、防ぐことができるとされています。一人でも多くの市民のとうとい命を守る立場から、今後自殺予防対策に向けて積極的に取り組んでいただくことをお願いいたします。
次に、中学校、高等学校教員に対する英語研修について伺います。
英語ができない日本人というテーマで書籍やお笑いなどで、その状況が世界で風刺され続ける中、英語が使える日本人の育成のための行動計画として、文部科学省がようやくその重い腰を上げ、英語教育の改善の目標や方向性を明らかにし、施策として打ち出したのが平成15年3月でした。本市においてもこれを踏まえて、16年度から19年度の4年間で全英語教員に対する英語教員集中研修を実施していると伺っております。
そこで、英語教員集中研修の目的とその内容はどのようなものか、教育長に伺います。
文部科学省の行動計画では、英語の授業の大半を英語を用いて行う、英語を使用する活動を積み重ねながらコミュニケーション能力の育成を図るなど、英語授業の目標が明らかにされています。教師にとっては、これまでとは違った指導方法を身につけ、また教師自身の英語力の向上も必須であると考えます。
今年度で最終年を迎える英語教員集中研修は、おおむね全市立中高の英語教員が受講したことになると思われますが、そこで、この英語教員集中研修の効果をどう検証していくのか、教育長に伺います。
また、集中研修では、TOEFL−ITPテストの受験も行ったと伺っています。これは個人で受ければ受験料が2万円ほどかかるテストですが、団体に限っては割安で受験でき、リスニング、文法、読解の3方面からの英語力の判定が出るものです。せっかくこの4年間で税金を使って全英語教員が受験したテストですから、これを生かし、この結果から全英語教員の英語力を把握し、それを次の研修などの際の参考にすべきではないかと思います。
この意味で、TOEFLなどの受験結果を、今後の研修や教師自身のモチベーション、つまりやる気の向上に使うためにも全英語教員の英語力を把握しておくべきだと思いますが、どうお考えになるのか、教育長に伺います。
本市の英語教員集中研修での、ある年度のTOEFLテスト平均点は約488点で、一般で受験する日本人の平均点にも届きませんでした。横浜市立大学でも全学生に500点を要求しているテストです。英語教育のプロ集団としては少し恥ずかしい点数ではないでしょうか。(「そうだ」と呼ぶ者あり)もちろん指導力と英語力は同じではありませんが、関連するものだと思います。方程式を解けない数学の先生がその解き方を教えることはできないように、英語に関しても同様で、指導力以前の問題です。
研修実施に当たっては、常に研修評価や研修の効果をはかっていく視点が重要です。また、それと同時に教員自身が語学力のさらなる向上にも努められるよう支援するなど、今後につながる効果的な研修の実施を目指していただくよう、要望しておきます。
次に、パートナー都市提携について伺います。
1972年の日中国交正常化から35周年に当たることしの9月、羽田空港から上海市の都心に近い虹橋空港を結ぶ国際チャーター便が就航し、両都市間の距離が大幅に縮まったことは大きく報道されました。また、来年には、北京五輪の期間中、羽田−北京空港間の直行便が計画されるなど、本市が推進する羽田空港再国際化も少しずつ現実化してきており、大変喜ばしいことと思います。さらに、経済成長が著しい中国、インド、ベトナムなどアジア諸都市との交流は、特に企業誘致や観光客誘致による地域経済活性化の視点から、人口減少、少子高齢化を迎えた我が国にとっては大変重要な施策となってきております。そこで、昨年3月に策定した海外諸都市との都市間交流指針に基づき、パートナー都市を締結し、交流を進めていると伺っております。
そこでまず、パートナー都市提携の意義について改めて伺います。
昨年5月には、市長みずから東アジアの主要都市である北京、釜山、台北を訪問し、パートナー都市を提携されたと伺っております。そこで、昨年度提携したパートナー都市との交流の実績及び本年度の提携状況について伺います。
また、最近は中国、韓国、台湾に加えて、経済発展の著しいアジアの中で、特に市内企業のビジネス相手や投資先も最近はインドやベトナムなどが注目を集めるようになってきております。そこで最後に、来年度以降のパートナー都市提携の取り組みについて伺いまして、私の質問を終わります。
ありがとうございました。 |